成人式で振袖を着るご予定の方。
帯の結び方は、着付け師さんにおまかせの予定ですか?
それとも、なにか「こうしたい!」という
こだわりを持っていますか?
普段、着物をきる事がないと、
あまり帯の結び方ってわからないですよね。
「お太鼓結び」とか
「文庫結び」とか
聞いた事ありますか?
振袖を着る時の帯の結び方って、
基本は約3種類なのですが、
アレンジが本当にたくさんあるのです。
毎年、新しい結び方も考え出されていて、
着付け師さんたちで、勉強会をすることも
あるんですよ。
振袖姿って、自分では鏡で目に入りやすい、
正面からの姿ばかりを
ついついチェックしてしまいますが、
後ろ姿も重要です。
振袖姿を見かけると、
ついつい後姿をチェックしてしまうのは、
私だけではないはず。
振袖の後ろ姿の主役は、
ヘアスタイルも大切ですが、
なんといっても綺麗に結ばれた帯ではないでしょうか?
振袖着用時の帯の結び方3選
振袖を着る時の帯の結び方は、次の3種類が基本です。
1.文庫結び
2.縦矢結び
3.ふくら雀
1.文庫結び
江戸時代では、武家の女性の結び方だったそうです。
リボン風に見える結び方で、
どちらかというとシンプルな帯の結び方です。
浴衣の半幅帯でも文庫結びがあるので、
イメージが湧きやすいでしょうか。
帯の端を垂らすのが基本ですが、
上に上げたり、
プリーツを寄せて結んだり、
花のようにひだを寄せる、
羽の様な形にする…
など、たくさんのアレンジがあります。
2.縦矢結び
こちらは、江戸時代に大奥の腰元がしていた結び方だったそう。
ゴージャスで華やかな印象になる結び方なので、
成人式だけでなく、
結婚式の花嫁衣装にも良く使われる結び方です。
ボリュームの出る結び方なので、
どちらかというと背の高い方にお勧め。
もちろん、ボリューム少なめの縦矢結びもありますから、
背が低めの方は出来ない、ということはありません。
ただ、帯の存在感が大きくなり過ぎないように
気を付けたいですね。
3.ふくら雀
お太鼓結びの系統で、明治時代に始まったとされる結び方です。
皇太子妃雅子さまが、結納時にこの結び方だったことで、
注目されたこともあります。
一番、崩れにくい結び方でもあります。
帯が崩れるのは絶対に嫌!
という方には、特にお勧めです。
この3つの他に、ヒモなども使って帯を結んでいく
創作系の結び方があります。
花をかたどった物が多いような気がします。
結んだ帯に、造花や飾り結びした組みひもを付けて、
個性を出すワンポイントとする事もできますね。
今は、帯の結び方はネット上などで、
簡単に画像で見る事ができますから、
どんな結び方があるのか
一度チェックしてみてもいいですよね。
そこで、いいな♪
と思う帯の結び方があれば、
事前に着付け師さんへ相談!
前撮りをするのならば、ぜひ、後姿も撮影して、
客観的にチェックしてみましょう。
もちろん、後姿の写真はチェックの為じゃなくても、
素敵なので、残して欲しいポーズのひとつです。
帯の結び方や小物などをアップで撮影しておくのも
良い記念になると思います。
着物の柄や帯の柄などで、
その結び方が
合う・合わないということもありますから、
着付けを担当してくれる着付け師さんなどに
希望を伝えたり、アドバイスをもらって、
納得の後ろ姿美人になりましょう。
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